カルフォルニア ゼファー号 / 1日目


朝ホテルからタクシーに乗り、フィッシャーマンズワーフへ。

「フィッシャーマンズワーフ、ピアー39、プリーズ」と言うと、

「アムトラックのバスに乗るのか」、と来た。

タクシーの運ちゃんの方がよっぽど情報に詳しい。

アムトラック出発1

7時10分定刻に連絡バスはやってきた。

バスの運転手がEチケットのQRコードを読み取り、本人確認をする。



アムトラック出発2

サンフランシスコ湾の貨物港、コンテナを貨物船に積込むクレーン設備が点々とつながっている。


エミリービレ駅に入ってきたカルフォルニア ゼファー号(以下 CZ号)

2階建ての威風堂々とした体格だ。


あむ駅着




 CZ号について:

 アメリカ全土を鉄道で網羅しているアムトラック社の、東西を結ぶ寝台特急。

 今回は西海岸カルフォルニア州サンフランシスコから5つの州を通過して、

中部イリノイ州シカゴまでだが、さらにそこから乗り継いでニューヨーク、ボストンまで行けば、

完全に大陸横断を列車で果たすことになる。

ゴールドラッシュにわいた頃、49er'sたちが西部へ西部へとむかった路線だ。

  
CZ号にはクラスが3つある。まず一番安いコーチクラス、これは普通のリクライニング席。

次に2人相部屋の上下2段の個室寝台車クラス。

最後に一番料金が高い独り部屋の個室寝台。

他のクラスと違うのは、料金もさることながら、共用のシャワー室があり、

全食事の料理と飲み物は何をオーダーしてもすべて料金に含まれていること。
(ただしアルコールは別)


アムトラック座席

Ray次郎はこのクラスを予約した。

アムトラック雪景色2

 
CZ号は1時間ほどで高原地帯に入った。近く遠くに残雪が見える。

アムトラック砂漠1

午後からは砂漠地帯に入った。



途中の駅で長めの停車。みんな外に出て新鮮な空気を吸っている。

アムトラック停車2


近くにいた坊やの歳を聞いた。三歳半だという、可愛い盛りだ。

お父さんは5年前に福岡で働いたことがあると言った。もう少し話を聞こうかと思ったが、

坊やが突然あらぬ方向に走り出したので、話は即中断。


午後4時ころ、コンダクターが来てデナー席の予約を取っていった。

早めの午後5時半の席を予約した。

アムトラック デナー1




テーブル相席の向いの老夫婦。どこへ行くのか聞かれたので、

アムトラック デナー3


ここを起点に世界一周すると言ったら、盛り上がってくれた。

訪問する国を順番に書いた名刺が役に立った。

アムトラック デナー2


オーダーしたのは一番高いステーキ。なにせ何を頼んでもチケット料金に含まれてますから。

アメリカに来て初めてのステーキは寝台特急の食堂車でいただきました。





夜も更け窓の外を見ると、月あかりにぼんやりと照らされたブッシュが、

墨絵の中で墨を流したように、荒地を流れていきます。

遠くの小高い山々に白い雲が低く垂れ込め、まるで残雪をかぶっているかのようです。

窓の中央部に光る星が三つ、小さな星たちは窓ガラスが曇っているので見えません。

さらに見上げると、左斜めから四分の一ほど欠けている、

ぼんやりとしたみっともない姿の月があります。

周りになんの光もないので、月明りだけで窓際においたウイスキーグラスを、

迷うことなく取ることができます。

そして忘れたころに信号機の赤い光が、月明りを一瞬消すかのように流れていきます。

テレビもない、ネットもつなげない、メールも読めない状況の中、

こんな夜の光景をながめながら、何も考えないでウイスキーをちびりちびりと飲んだ。

こうして寝台列車の最初の夜が過ぎていった。








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寝台特急1等車

Ray次郎さん
乗り鉄にはたまらない寝台特急ですね〜!
1等車で何食べても料金に含まれてると言うのは嬉しいですね。しっかりエネルギー補給して下車後の長旅に備えてください。
プロフィール

Ray次郎

Author:Ray次郎
越後生まれのRay次郎。
リタイヤを機に
あれこれと始めた
後半人生の旅の記録

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