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東々先生、お抱え医師になり、レクチャー

Meet again Mr. and Mrs. Tonton in Chennai.

Have a dinner together at their hotel room.

Interesting story on American and African medical situation.


19日の朝に別れた東々先生からメールをいただいた。

20日の手術報告のブログの内容にたいして、医師らしい見解が述べられていた。

その中に、21~23日はチェンナイのホテルに滞在する旨が書いてあったので、

そのホテルに伝言を残した。

「私はこのホテルから歩いて5分のパンデアンホテルに泊まっています。

よろしければ一緒に夕食を。お礼におごらせてください。

新しい携帯番号XXXXXXXです」



夜7時に携帯に電話があった。

「ここのホテルの食事の料金は異常に安いから、

ルームサービスを取って、部屋でご一緒しましょう」


旅慣れた東々先生が選んだのは、

タンドリーチキン、ビリヤーニ(チャーハン)、カレー、サラダにナン2種類、
(ビリヤーニとカレーは写真に写っていない)

しめて1,500円、一人前500円。たしかに異常に安い。

0122 東々先生の部屋

ルームサービスのビールは高いからと言って、

東々先生自ら、ホテル向かいにある居酒屋の酒売り場へ買い出しに行ってくれた。




今朝の写真にあるレントゲン写真と血液検査、心電図、薬の処方箋をみてもらった。


「心電図に冠動脈に異常が見られると、書いてありますが、

胸部レントゲン写真を見る限り、まず問題ありません。

組み込まれたコンピューターの解析ソフトが勝手に記述したのでしょう。

肺に結核の小さい白い痕がありますが、これも大部分の人に

見られるもので、全然問題ありません。」

0122 胸部レントゲン


処方箋を読んで、

「このお薬は上から痛み止め、2番目がその薬が強いので胃酸を止める薬、

3番目が抗生物質です。

痛み止めは今痛くなければ飲む必要はないので、2番目の薬と一緒に

飲まないほうが良いでしょう。取っておいて、何かあったら飲みましょう。

3番目は必ず飲んでください。感染を防ぐ必要があります。

人や器具を清潔にできても、インドでは空気まで清潔にできませんから。」


まるで貴族が専属医師をお抱えしている気分だ。



「それにしても驚きました。初診の翌日に全身麻酔で一気にここまでやるとは。

想定外の進め方で、勉強になりました。

日本であれば、患者の負担を考えて、まずは水を抜き、

その後の経過をみて次の段階に進むということになるでしょう。

腕の付け根にある神経に局所麻酔して手術する方法がありますが、

その場合は外科医の腕が試されます。

おそらく、全身麻酔の方が、執行医が手術しやすいからでしょう。」

奥様も歯科医ながら、全身麻酔を施す認定書をもっておられ、

麻酔についての話が続く。


アフリカやアメリカの医療の現実、この話も面白い。


アフリカでは

「マラリヤのワクチンを各家庭に配布しない、大事に取っておく人たちが多いから。

年に1回、村人全員を集めてその場で飲ませ、実際に飲んだのを確認する。」


「ガン患者は病気が見つかった時点でそのまま村へ帰ってもらう。

いつかは死ぬことが分かっている患者に医師はかかわっていられない。

伝染病などの治療が優先されるからです。

それほど人口に対する医師の絶対数が少ないんです。」


アメリカでは、

「今回のヒジの手術は10万円でしたが、インドでこれだけの大金を

払えるのは大金持ちでだけです。ほとんどの人は病院にさえ行けません。」

、、、そういえば、町中で身体障害者と皮膚に障害がある人を多く見受けた。

その割合は日本の比ではなかった、、、、


「さらにアメリカだったらその十倍の100万円はかかるでしょう。

手術を受けた患者が病院で1泊する費用負担を考えて、

ストレッチャーに載せられてまま、向かいにあるホテルへ移動して泊まることがあります。」


「産婦人科の医療訴訟は異常に高く、

仕方なく診療報酬の4割を保険会社に払って訴訟保険に入っています。

ですから産婦人科を開業する医師が少なく、2~3の州では産婦人科病院がありません。」


「アメリカの医者には患者が来ても診ないという権利があります。

高い医療費を払ってもらえない危険があるから。

日本の医師法では必ず診ることになっていて、

患者を拒否したら、医師免許を取り上げられます。」


「国民皆保険を推進しようとする国が多いなかで、

財政が破たんするといって、反対する議員がいる国はアメリカだけです。」



Ray次郎が話を振った。

飛行機に乗ったときに

「乗客の中にドクターはいませんか」という緊急依頼にどう対処するんですか?

「人類のためと思って4,5回は名乗りでましたが、

アメリカ人が乗っている太平洋路線で呼びかけられたときに

どうするかはその時になってみないとわかりません。

へたをして訴訟になったら、自分の一生を失う危険があります。」


アメリカは超大国だが、こと医療に関しては世界一の異常大国なのだと、

東々先生、盛んに強調する。



またヒジの話に戻る。

「今回の場合は時間に余裕があったので良かったですが、

怖いのは交通事故です。一刻を争うときに病院を選んでいる余裕はありません。

田舎で事故に遭い、近くの病院に連れていかれて緊急処置を受ける。

これは非常に危険です。

だから、交通事故にだけは気をつけましょう。」



東々先生夫妻はあちこちアフリカ旅をしている。

マラリヤや他の病気に対する試薬や薬を、

富山の薬やさんが置いていく薬箱くらいのボリューム分

リュックに入れて持ち歩いているらしい。



これからの9日間をどう過ごすか、いろいろ候補地をあげてレクチャーしてもらったが、

医療関係の話のほうが面白く、

こちらはもっぱら聞き役になって、2時間、ご一緒させてもらった。

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何はともあれ治って(りつつ?)よかったですね。それにしても旅先での偶然の出会いの人々、
mani君、もこみち君、東々先生との人間味溢れる付き合いは素晴らしいです。ray次郎さんの人柄がそうさせるんですね。これからも楽しくも、ちょっとハラハラのブログ期待してめす。
プロフィール

Ray次郎

Author:Ray次郎
越後生まれのRay次郎。
リタイヤを機に
あれこれと始めた
後半人生の旅の記録

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